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第13回JFBS年次大会 

倫理の次元を拡張する:グローバルビジネスと社会におけるその多面的影響の探求

 


     
                  
■日 程:2024年9月2日(月)~3日(火)

■場 所:慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎 →アクセス
  
■テーマ:倫理の次元を拡張する:グローバルビジネスと社会におけるその多面的影響の探求

 本大会では、ビジネスと社会における倫理の多面性を深く探求します。なぜならば、倫理的要素がもたらす影響は、もはや従来の境界を超え、企業活動全域が対象となっているからです。本大会では、グローバル社会の複雑さと相互関連性を尊重しつつ、現代ビジネス環境の多様かつ断片的な性質を認識し、受容します。本大会は、多様な文化価値を統合する対話を促進することを目指す一方で、普遍的に適用可能な唯一の価値観という概念を問い直すことを目指します。研究者、学者、そして実務家の方々には、進化するビジネス環境とグローバルに相互接続された社会における倫理の意味について、それぞれの洞察を披露していただきたいと思います。

テーマの範囲と目的
1.多様な文化的価値観と視点の探究
・多様な文化的、哲学的、科学的視点の融合が、ビジネスの概念にどのような影響を与え、イノベーションを促進し、ビジネスと社会にどのような変革をもたらしているのかを探ります。
・ビジネスの未来を形作る新たなグローバルトレンドの倫理的側面を分析します。これらのトレンドには、環境責任、DX、Eコマースとオンラインショッピング、リモートワークとギグエコノミー、シェアリングエコノミー、データプライバシーとセキュリティ、倫理的消費、健康&ウェルネスが含まれます。
・多様な視点を受け入れ、ビジネス慣行と消費における全体的かつ包括的な倫理的枠組みの発展を促すグローバルな対話を促進します。

2.文化的結節点としてのアジア:歴史的貢献と現代の関連
・倫理におけるアジア独自の歴史的・現代的貢献と、それらの世界経済との関連性を検証します。
・企業の社会的責任と持続可能な実践に対するアジアのアプローチを強調します。
・ビジネス倫理の文脈におけるアジアの価値観の文化的、哲学的、実践的側面を探ります。

3.東洋と西洋を越えて:グローバルな視点の取り込み
・ビジネスと消費における倫理、責任、持続可能性に関する対話を豊かにするために、世界各国からの多様な視点と研究貢献を奨励します。
・グローバル社会の相互関連性と 、 それがビジネスや社会に対して持つ倫理的意義を分析します。
・ビジネスと消費におけるグローバル倫理に影響を与え形成する非西洋的視点の可能性を検討します。
・伝統的な知識の枠組みに挑戦し、幅を広げるために、非西洋的な視点を取り込みます。

4.変化するビジネス環境における倫理:技術の進歩と持続可能性
・人工知能や量子物理学の応用を含む技術の進歩がビジネスや社会に及ぼす倫理的な影響を評価します。
・責任ある技術革新と、より倫理的で持続可能な未来の形成におけるその役割を探求します。
・進化するビジネス慣行が社会的価値、個人の幸福、コーポレート・ガバナンスにおける倫理的意思決定に与える技術的影響を検証します。

その他、企業と社会にかかわるユニークな報告をお待ちしております。


Call for Proposals (学術研究やケーススタディの報告) 

全体テーマ「倫理の次元を拡張する:グローバルビジネスと社会におけるその多面的影響の探求」に関する報告を募集します。
当学会の主な研究テーマ(企業と社会の関係、持続可能な発展、CSR、ESG、SDGs、サーキュラーエコノミー、倫理、人権、サプライチェーン等)に関連する報告も広く受け付けます。
*参照⇒主な研究テーマ
希望者は報告内容をプロポーザルにまとめご応募ください。

■報告の形式:下記2種類のうち1つを選んでください。
①学術研究

理論研究や実証研究の報告(進行中のものも含む)
②ケーススタディ
企業の事例研究の報告


スケジュール

プロポーザル提出締切

2024年6月15日

1.プロポーザルは1500字(日)/800words(英)程度にまとめ、報告テーマ、キーワード3つを記述すること。
2.使用言語は日本語/英語のいずれか。
3.メールに添付してJFBS事務局(info@j-fbs.jp)宛てに提出ください。
査読および結果通知

2024年7月上旬

 

Program Committee

・福川恭子(一橋大学商学部 教授/第13回大会委員長)
・岡田正大(慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授)

ドクトラル・コンソーシアム

■日 程: 2024年9月2日(月)~3日(火)
■場 所: 慶應義塾大学日吉キャンパス
■テーマ: 企業と社会に関するテーマを広く歓迎します
        (日本語による報告もしくは英語による報告)